ABOUT EACH DEPARTMENT

試作技術部、設計技術部について
執行役員より

試作技術部及び設計技術部とは…

試作技術部は、営業、製造、検査、出荷まで一貫して行っています。また設計技術部は、CAD等を使って工程設計を行なっています。実際に自分達で工程設計したラインで加工、製品の評価まで行い、量産へと つなげていきます。
試作技術部で、量産段階前の試作品の加工で培ったノウハウを設計技術部へフィードバックすることで、 量産段階へのスムーズかつ安定した品質を確保できるような体制を構築しています。

仕事のやりがい

当社ではお客様からお預かりした設計図面をもとに自動車部品の切削加工による製造を行っています。「切削加工」とは文字通り、刃物で素材を切ったり削ったりして加工するという意味で、町の小さな工場で地味な作業というイメージを持たれている人も多いでしょう。しかし自動車部品の製造ビジネスは、日本を支える巨大産業であり、「世界中で知られている製品」の部品に携わる場合もある、とても価値のある仕事なのです。「テレビコマーシャルで人気のアノ最新車両の一部を作ったのは私です」という具合に、モノづくりの最先端で働いていることが、大きなやりがいにつながるでしょう。

業務は、技術開発、設計、試作、量産受託と分野も多岐にわたります。はじめの設計図面では、製品の設計図と加工条件の大枠の方針が書かれています。使用する材料がステンレスと指示されていても、ステンレス材料には多彩な種類があり、含有成分も様々です。私たちは材料や含有成分などその時々の条件にあわせて、削る機械に使う刃物も変えていかねければなりません。一匹の魚からお刺身を完成させる場合、頭を落とし三枚におろすときには出刃包丁、刺身用にカットするときは刺身包丁と、加工用途によって道具を変えなければならないのと同じです。
精度の向上や生産性の向上、生産コストの削減など、工作機械を使って部品を供給していく切削屋として、お客様のあらゆるニーズに応えていけるのがこの仕事の魅力です。

創業64年の今、70年に向けてビジョン

試作技術部、設計技術部では高い技術を有し、単体の金属を切削加工してミクロン単位の精密部品を大量生産します。試作部品として要求される公差※内に仕上げることはもとより、今後はその精度に満足せず、公差±0をめざしていきたいと思います。
※寸法公差とは、規定された許容最大寸法と許容最小寸法との差を示し、自動車などのように数万点の部品から構成される高精度の製品においては、ひとつひとつの部品に至るまで個々に製作公差を与え、その公差内に収まるような精度が必要とされます。

また品質の確保は機械加工において重要な要素です。弊社では品質確保と短納期の基本を守り、よりよい製品をお届けすることに真剣に取り組んでいます。通常、不良品発生率は3%くらいですが、その数値を出来る限り抑え、100%良品を納品できるよう、徹底した品質管理を行っていくことにも注力しています。

求める人材

諦めない人

どんなに難しい図面であっても、「出来ません」と言った瞬間にこの仕事は終わりなのです。
とにかく「辛抱強く」です。「刃先の形状」「切削面の状況」「切削時間・温度・摩擦・振動の影響」など、多面的な方向から考え、ベストな方法を導きだす必要があります。
弊社では、そのチャレンジができます。
失敗を重ねながらも本当にベストな方法を開発することをやらしてもらえます。
だから必要なのは、迷いや失敗があっても決して諦めない人。
そのためにも発想の転換ができる人がいいですね。
切削だけを見ていたのでは答えの出ないこともあります。何かの応用や何かの動きを見て使えるとか、新たな着眼点やアイデアを見つけることが大事なことではないかなと思います。
技術部門で図面設計をする女性社員もいます。男女関係なく頑張れる職場です。

メッセージ

同じ給料を貰うならば、たくさん貰った方が嬉しくないですか。弊社では頑張った人はしっかり評価され、昇給に反映されます。一回目の評価が、ある人は評価が低くて1000円アップ、ある人は3000円アップとそんなに差がないとしても、次の評価はそれがベースになるので、3年、5年と年を経るごとに大きく差がつきます。自分が努力すればするほど評価に繋がり、昇格・昇給のチャンスがあります。ぜひ入社からスタートダッシュで頑張ってほしいと思います。

その他のインタビュー