ABOUT EACH DEPARTMENT

安城製造部について
部長より

安城製造部とは…

弊社の主要取引先である、(株)デンソー様の主力部品を作っています。燃料噴射・制御システムをはじめ、ディーゼルコモンレール部品、IC電子、ABS、スターター、オルタネーター、機能部品、パワーステアリング、足廻り部品、パワーウインドー部品、ドライブシャフト、ワイパーモーターシャフト、ベアリングなど、ほぼすべての部品に関わっています。安城には部品ごとに特化した6工場を有しているのですが、すべての工場を統括して管理するのが私の役目。各工場の課長と連携をとり、製造方法などを統括的に管理し、各工場で方針が大きくぶれないよう、道しるべを示しています。急な生産調整などにも対応ができる体制を構築し、おかげさまでデンソー様からは大きな信頼を頂戴していると自負しています。

創業64年の今、70年に向けてビジョン

次世代リーダーが育つ工場組織を築いていきたいと考えています。弊社には「ユタカユニーク」と呼ばれる、他社ではやっていないこと、出来ない唯一無二の技術を開発しようとする企業風土があります。そこには創業以来培ってきた知恵が必ず入っていて、オンリーでユニークなノウハウがある、その技術継承を5年、10年でやり遂げる予定です。
そのためにはまず組織づくりです。安城製造部は現在、私の下に次長、各工場に課長という形なので、次長は二人、各工場の課長の下に係長を適正数、という基本的な構造を構築し、そこに当てはまる人材を育成していく必要があります。現在はまだ人員が不足していることもあり、一人にかかる負担も大きい。長期的な戦略実現とそのときどきの経営環境に対応できる組織を形成しなければならないと思います。

また班長や係長クラスの若いスタッフには若いときにしかできないことに、どんどん挑戦してほしいと思います。
やりたいことがあるなら、失敗してもいいから挑戦してほしい。失敗しないことは理想だけれど、失敗を責めることもありませんし、失敗したフォローは私たち上の者がやるので、まずはチャレンジしてほしいですね。
私も多くの失敗を経験して今があります。成功するより失敗する方が身に付くこともあります。
これからの時代は今以上に変化も速いでしょう。10年で技術もガラリと変わってしまいます。だからこれからの時代に生き残るためには、「自ら考え、自ら行動する人」の集団である必要があります。自分のアイデアを実行して、皆に誇れる仕事をしてほしいと考えています。 

必要な人材

繰り返しの業務のなかに気づきを持てる人

製造部は同じことの繰り返しなので、忍耐や我慢強さが絶対に必要になります。その中から、あれっ(!?)と気付ける感覚を持っている人。これでいいのか、こっちの方がいいのではとか、疑問やアイデアを持てる人が加わることで、それが当たり前と思っていた人たちにも気づきが出てきて、改善につながっていきます。
違うアプローチにチャレンジすることで、気付きもきっと増えるはず。それがユタカ工業で働いていくスキルになり、後輩への伝承になる、と思います。

メッセージ

電気自動車や燃料電池車などの「次世代自動車」が普及すると、自動車業界の構造が大きく変わる可能性があるのでは…と不安視している方も少なくないと思います。しかしグローバル規模で見れば、ガソリンエンジン型の自動車市場はまだまだ好調です。弊社が扱う燃料噴射部品は国内の自動車市場が頭打ちになったとしても、インドネシアやインドなど海外で大きな需要があります。弊社はインドネシアに会社がありますので、そこにシフトをかければいいだけ。高い技術力を生かして専門分野で優れた製品を生産する弊社では、新しい事業を展開できる土台があります。将来、新しい道を切り拓いていきたい人には楽しみな舞台が用意されていると思います。

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